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  • 執筆者の写真舩生 好幸

大気熱を利活用する技術の進歩と確立を

更新日:2023年7月29日

~温暖化防止に向けた具体的な対策になる?かも


投稿:舩生好幸(Primary-f代表、ネットショップ向実庵店主)2022.7.2

(更新:2023.7.29)



「夕方も猛暑。

この大気の熱を集めて保存し冬の暖房に使うとか、季節が逆の南半球に送って活用出来たらクリーンエネルギー。。技術開発して欲しいですね。・・・」


2022年6月30日(木)の夕刻、こんな投稿をTwitterに上げました。


近年、梅雨が明けるとさいたまは大変暑いです。

真夏の35℃超えは当たり前になってきて、時には人間の体温以上まで上昇します。


以前、気象庁のHPからさいたま市の過去の気象データを検索して調べてみたところ、2010年以降、夏の暑さがいちだんと厳しくなった様子でした。


これらの事象が地球温暖化の一部なら、二酸化炭素排出制限など、対策は先延ばしにできないところに来ている、と実感します。


〇夕刻、外出時に考えていたこと

2022年6月末の夕刻、ツイートを上げる前に外を歩きながらこんなことを考えていました。


「冬の時期は寒いからと灯油などを燃やして部屋の空気を温める。今は太陽熱とエアコンから出る廃熱で、空気中に熱エネルギーが蓄えられている。


気温としては高い方だが、40℃に届かない空気中の熱エネルギーでは高いポテンシャルはないかもしれない。けれど、もし、この熱エネルギーを捕まえ、コンパクトに”濃縮”して、半年単位や年単位で保存でき、なおかつ任意のエネルギー量を取り出すことができたら、冬に電気や燃料で暖房しないで済むようになりはしないか。」


「あるいは、エアコンのヒートポンプ技術を高度化するなどして、大気中から熱エネルギーを取り出し、効率よく電気エネルギーに変換できれば、新たにクリーンな発電方法の確立になるのではないか。


この装置を通した後の空気は熱が奪われて温度が下がるので、これを一戸単位に設置すれば新世代の冷房装置・兼・自家発電装置かもしれないし、地域レベルで多数もしくは大規模に設置できるなら直接的な温暖化抑制装置・兼・発電装置になるのかもしれない。」


〇大気の熱エネルギーを利活用する技術の進歩・高度化が必要では?

エネルギー関連技術の素人が考えつくアイディアですから、専門家の方々なら既知の事柄でしょう。


ですが、現在こういった技術が実用化されていないように見受けられるところから、大気中の熱エネルギーを自在に取り扱えるようになるためには、いろいろ課題があるということなのでしょう。


ですが、資源の少ない我が国ですし、温暖化対策も待ったなしの状況ですので、ここは国家レベルで取り組みを進めてもよいのではないかと思います。


やや脱線ですが、太陽光発電の分野では、有効利用できていなかった赤外線による発電の技術開発が進められている旨、2023年に入って新聞で読んだ記憶があります。

このような技術開発が、大気中の熱エネルギーを利活用する方面でも進んでほしいと思います。


〇温暖化がさらに進むとき、近未来の日本は

このままいくと温暖化はさらに進み、日本のあちこちで最高気温43℃、45℃が当たり前、などという状況になりはしないでしょうか。


そうなれば、冷房のためエネルギーがさらに必要になり、また熱中症で体調を崩す、最悪は命を落とす人も増加するのではないでしょうか。

夏期の日中は暑すぎて社会活動を休止する必要が生じたり、農林水産業に限らず、多くの産業や物流にも悪影響が出るのではないでしょうか。


温暖化を阻止するための具体的な取組みとして、直接、大気中の熱エネルギーを捕まえる、利活用する技術を確立するべきではないか、と、埼玉県に熱中症警戒アラートが出される中、考えてみました。


〇追伸:2022.7.4

この日、日経のサイト(https://www.nikkei.com/)に「『大気からCO2吸収』、バイデン政権が4500億円」との記事が掲載されました。米国では温暖化防止のため、大気から直接二酸化炭素を吸収する技術(=DAC)を、5年間で補助金35億ドル(約4500億円)を投じて開発促進するようです。


大気中に放出され蓄積されている熱エネルギーを捕まえて利活用する技術も、同様に温暖化への直接の対策として、実用化が望まれるものではないでしょうか。


新型コロナ禍がmRNAワクチンの実用化を早めた事実もあるように、各国が競い合い、そして必要な部分は協力しあって、温暖化への技術的な対策が早期に進展して欲しいところです。


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